11、ティマル@
2005年11月25日(金)


ジョイスといよいよお別れです。最初は怪しいアジア人だ、と警戒していましたが、最終的にはめちゃめちゃ世話になりました。12月に出張で日本にくるということなので、メールと携帯を教え、時間があったら食事をしようと約束しました。さよならは苦手なので、こうして「See you!」と別れるほうが気が楽です。



さて、私が向かったのはティマル。東海岸にある街です。観光地ではありません。ここに向かった理由は知人の友達を紹介されたからです。ホームステイをしているので、とても大きなお宅。とにかくいいファミリーなので、NZに言ったら絶対に彼の家によったほうがいい、と強く勧められました。

それだけ勧められたならちょっと寄ってみるか、と気軽な気持ちでよることにしました。
しかし、何しろ私は予定をたてるということが苦手なので、ちょくちょく電話をかけては

「来週の中ごろに行くかもかも」
「やっぱり金曜になるかも」
「バスのチケット買ったらまた連絡する」


と、いきあたりばったりでした。予定が決まらなくて申し訳ない、と謝ると奥さんは


「ぜ〜んぜん。いいのよ。私も予定たてるの苦手なのよ。そのほうが助かるわ〜」


はははー、と笑い飛ばしてくれました。ありがたい・・・。



バス到着は4:20PM。ご主人のボブが迎えにきてくれる手はず。
こうして誰かが迎えにきてくれている、というのは私の旅では非常にまれ。誰も待つ人のいない放浪の旅を続けていると、こうして迎えの待つ場所へ行くというのは、それはそれは温かい、まるで故郷へ帰ってくるような安心感があります。


奥さんとは電話で何度も話しをしましたが、ボブのほうは見たことも話したこともないので、どんな人かな。。とドキドキ。


バスを降りて荷物が降ろされるのを待っていると男性が声をかけてきました。


「アキコ?」



ボブさんは40歳代のがっしりした体格のちょっとかっこいいおじさん。早口でよくしゃべり、なんとなく紹介してくれた私の友達と似てます。やはり類は友を呼ぶのか?
私の友人とは昔からの知り合いでボブさんの結婚式の時にベストマンを勤めてくれたとのこと。ベストマンとはブライドメイトの花婿バージョンのようなもので、自分の一番親しい友人を介添え人として指名します。

金曜の夜は学校が終わった後にソフトボールの試合があるとのこと。子供たちと奥さんのいる
広場へ向かいました。初めて会う人とはいつもドキドキします。どんな人かな。。

「ハ〜イ!アキ〜コ〜!」
奥さんがやってきました。ブロンドのぽっちゃりした女性。電話では何度も話しているので直接こうして会うとちょっと照れくさいです。ニコニコしていてすごく明るい女性です。
そして子供たち。広場を駆け回る子供たちの群れから探しだします。ボブが大きな声で叫びます。

「モーリー!!!!」

そばかすの女の子がこちらに気づきます。友達と遊んでいてチラリとこちらを向きましたが、引き続きまたおしゃべりを始めました。ボブは「最近は反抗的で困るんだ」と眉をしかめています。まあ、8歳くらいはそんなものです。仕方がないのでこちらから近づき挨拶を。

「Hi、モーリー」
「Hi、アキーコー・・」


おおっ!なんなく返してくれたではないか。子供の扱いはどうも苦手なので超うれしい。
そして5歳のメディともご挨拶。5歳くらいはまだまだ親のいいなりです。まつげが長いお人形のような女の子。「ダディ〜」とボブにべったりです。ボブ曰く「彼女は僕の小さなエンジェルなんだ」とのこと。ん〜、分る分る。けどそれも後2年だねえ。


家族は奥さんと5歳、8歳の娘が2人。おうちはリビングが2つ、バスルームが2つ、ベッドルームが4つ。庭も広く噂通りの大きなお家でした。
私が19歳の時に行ったアメリカのホームステイの家を思い出します。やはり同じ年頃の子供たちがいて、大きなおうちでした。あの頃と違うのは私はあの頃よりももっと英語が話せるようになっていて、家族に自分の意思を伝えられないもどかしさを感じることが少なくなって、そして30歳を超えた、ということ。


夕飯はお寿司とフィッシュ&チップス。結婚前から金曜の夜はいつもフィッシュ&チップスとのこと。ビールを開けて乾杯しました。賑やかな食卓です。ボブは子供の面倒をとてもよく見ます。どちらかというと奥さんよりもボブのほうが頻繁にキッチンに立っています。テーブルの上やキッチンが散らかっているのが嫌みたいです。

「クリッシー(奥さん)は食器をすぐに洗わないんだ。信じられないよ」

とぼやいていました。こういう神経質な旦那を持つといいですなあ。家事なんて「気になったもの負け」、みたいなものがあります。ちなみに我が家では母が連敗中です。
その代わり洗濯とかアイロンとかは彼女の分担のような感じでした。
「2人で子供を育てている」という感じですごくいい夫婦です。こういう夫婦は憧れます。

おうちは築100年ほどの古い家ですが、数年前にオークションで買ったそうです。海外ではこうして古い家を自分たちでリフォームしながら長く住む人が多いです。


私に用意してくれた部屋。カンガルーまでいます。ラブリー。


子供たちの部屋


リビング


バスルーム


お庭


お馴染。フィッシュ&チップス。私には重すぎて食べられません・・。
クリッシーはチップスを食パンに山盛りにしケチャップをかけてサンドイッチにして食べてました。うまそうだけど栄養偏ってそう〜・・・


ブルーで統一されたキッチン