2、オークランド

2005年11月15(火)〜16日(水)


夕方17:00のフライトだったので、午前中にゆっくり荷造りし、午後家を出る。これくらいの時間のフライトは電車も込んでないし非常に助かる。
オフシーズンなので空港もガラガラ、もちろん出国審査もガラガラ。
これを知ってしまうと、もうゴールデンウィークやら夏休みやら、人の動く時には絶対に旅行なんてできません。


さてさて。大韓航空はサービスも食事もなかなかよろしい。ただ困るというかなんというか、100%の確立でスチュワーデスさんが韓国語で話してくるのである。別に私がチマチョゴリを着ていたとか、韓国語を話していたというわけでもない。韓国や香港などのアジアへ行くと、不思議と現地の人は”日本人だ”と見分けられる。確かに私も日本にいる韓国人と中国人はなんとなく見分けれる。友人は韓国語を話して韓国人のふりをしようとしたけれど、それでも日本人だとばれたと言っていた。なのになぜ誰も私に英語で話しかけてこないのか??なぜ迷うことなく韓国語なのか??是非理由を知りたい。。



「おしぼりいかがですか〜(多分こう言っていた)」
「珈琲いかがですか〜(多分こう言っていた)」

これくらいなら、まあだいたい何を聞かれてるのか分るのでいいけど、食事の時に


「☆☆●☆ビビンバ◆☆〜&$$%?」


これはさすがにギブアップ。”ビビンバ”しか聞き取れない。


「韓国人じゃありません」


と、自己申告。やっと英語で話してくれました。「ビビンバとフィッシュどちらになさいますか?」
とのこと。もちろんビビンバ!機内には胡麻油のいい香りが。私は胡麻油には目がありません。チューブのコチジャンを野菜の入ったボールに入れて、かき混ぜます。ちゃんとワカメスープもついてます。インスタントなのでその場でお姉さんがお湯をいれてくれます。周りの人もみなせっせことビビンバをかき混ぜています。いや〜、楽しい。そしてうまい!このコチジャン最高にうまいです。食事がうまいとご機嫌指数が一気にあがります。


韓国のインチョン空港まではわずか2時間弱の道のり。19:30頃到着すると、1時間待って、今度はオークランド行きの便に乗り次ぎました。


このオークランド行きの便がやや込んでいました。以前オーストラリアへ行った時はカンタスでしたが、ガラガラだったので、4人掛けのシートに横になってぐっすり眠れました。
今回は無理のようです。10時間の長いフライト時間。この際重要なのはとなりの席に誰がくるか、です。おじさんとか超デブとか、汗とか、貧乏ゆすりとかだと10時間のフライトは地獄のフライトと化します。しかし今回は3人がけのシートで女性が2人座っていました。かなり巨漢の外国人でしたが、まあ女性ならば多少ひじとかくっついても気になりません。
向こうも細い日本人の女性がきて安心しているようでした。3人でかい外国人が並んで座ると肉がはみ出すからです。


うとうとしながら何度ももぞもぞと座り直し、やっと朝方オークランドに到着。あまり寝れません。いや〜、さすがに長い。計14時間も飛行機に乗っていました。

さて、やっと到着したオークランド空港。入国審査をでるまでになんと2時間もかかりました。なぜか?

入国カードを見ながら空港職員のお兄さんがなにやら区分けしています。「君はこっち」「あんたはあっち」と。
そして私のカードを見て、


「ナンバー4」

と、一言いうと「あんたはこっち」とまた淡々と区分けしています。

ナンバー4・・・?足元を見ると床に線がひいてあって1とか2とか書いてあり、その指示通りに進むようになっていました。いわれるままにナンバー4へ。しかし、ナンバー4の行き着く先にはついたてが。
何も考えずについたての向こうへ歩いていくと・・・・。


なんと!!!



広いスペースに長机が規則正しく並べられ、その上には膨大な量の荷物がスーツケースからひっぱしだされ、スーツケースの主であろう人達がその光景をどうすることもできずに見守っていました。


「なぜ私がここに???」



どこから見てもいたいけなジャパニーズガールの私がなぜこの”怪しい人なので荷物をかたっぱしからチェックすべし”ルームに??こんな仕打ちはイスラエルの空港以来です。

バックパッカーだからか??一瞬そう思いましたが、私の前に並んでいる韓国人の男の子はスーツケースをもっており、小奇麗な格好をしています。彼も「なぜ俺がここに?」という感じでぶつぶつ文句を言っていました。
そして待つこと1時間。1人の人にかける時間が長いのなんのって。まあ、確かにスーツケースの中身を全部だして、これはなんだ、あれはなんだ、といちいち質問している。

しかしこの1時間の検査ウォッチングはなかなか楽しかった。
目の前の机では中国人らしき老夫婦が捕まっている。検査官の人がゴム手袋をはめた手でスーツケースのものを取り出して「なんだろ〜?」って感じでちょっと眺めていると
「あ、それはなになにです!」「ああ、それは〜」
と聞いてもないのに中国人のおばちゃんが一生懸命説明しています。そして検査官はごっそりと徴収したものを持って奥に消えてきました。まつこと20分。検査官の人が帰ってきて
捜査官 「これはこの国には持ち込めません。没収です」
おばちゃん 「えー!!」
と、いう感じでおばあちゃんが嘆いています。ゼスチャーからしてどうやら湿布のようです。必死に肩や腰を指して
「ここに貼るのよ〜。あんた、これがないとあたしゃつらいのよ〜」
ってなことを言っている感じです。しかし検査官は「ノー、ノー」ともちろん容赦ありません。しかし、別のものは
「でもこれは大丈夫」とごっそりと薬のようなものを返してもらったら急におとなしくなりました。

別のテーブルでは私が来たときには既に深刻なムードを漂わせているチームも。
韓国人の女の子です。大きなスーツケースから全て出された中身はものすごい量です。長机2つ分が山盛りにうまっています。生理用品から何から丸見えです。プライバシーもクソもありません。ナプキン3袋くらいもってきてました。長期の留学生でしょうか。足を組みむっつりとした表情で椅子に座る彼女。女性の検査官と、さらに韓国語の通訳の男性がいます。検査官のいうことを女の子に韓国語で訳すと、彼女はしばらく黙り込み、眉間にしわをよせて、なにやら納得がいかないような感じで怒りを抑えている様子。やっと口を開きましたが、なんと泣き出してしまいました。


ひえ〜!!一体何が起きているのだ???ちょっと離れた場所で様子を見ていた私は途端に緊張しました。ひょっとして入国拒否とかもありなのか??まさかナプキンは一袋までとか??(んなはずねーっつの)

そうこうしている間にやっと私の番が。別にやばいものはもっていないので、何を見られてもどうでもいいですが、とにかく早く終わって欲しいです。既に1時間もここでだるいやりとりを見ているのです。

私についたのはインド系の男性でした。申告するものがない旨のサインをかかされ、自分で荷物はパックしたのか(そーだよ)、預かったものはないか(ねーよ)などいろいろ質問されました。そしてやっとバックパックを開けます。机のわきの椅子に座り眺めていましたが、暇なのでいろいろ兄ちゃんに話しかけていました。

「ねえ、こういうグループってどうやって区分されるの?なんで簡単に出て行っていい人とこうして捕まる人がいるの?」

すると、兄ちゃんは

「ああ、入国カードにニュージーランドでの住所が書いてないからだよ」


だって。でも旅行者なんだからそんなの当たり前じゃん、と言うと、「まあね。でも規則だから仕方ないんだよ」との返事。う〜、ばか正直に滞在先住所を空欄にしとくんじゃなかった。それだけで2時間もロスした。
これからNZ行く皆様。入国カードの国内での滞在先には、決まってなくてもどこでもいいので適当にどこかのホテルのアドレスと電話番号を記入すべし。実際にそこに泊まろうが泊まるまいが関係ありません。でないと、上記のような目にあいます。

私は30分ほどで終わりましたが、ふと見ると先ほどの韓国人の女の子はまだもめています。一体どうしたんでしょう。めっちゃ気になる。

「これは持ち込めません」
「えー!これは母に渡すために国からもってきた大事な亀なの」

とかそういう会話でしょうか??




やっと出れた。オークランド空港
オークランドは暑い!椰子の木とか生えていてちょっとオーストラリアのケアンズを思わせました。ん〜。ほんとに雪山みれるのか?


空港のインフォメーションセンターには無料電話がついています。ここからめぼしい宿へ電話をかけ予約をいれます。今回はネットであらかじめチェックしていたSurf 'n' Snow Backpackers へ泊まりました。日本人経営で2004年にできたばかり。
電話を掛けると英語でお姉さんが出ました。


あきこ 「空港からかけてるんですけど、今夜部屋の空きはありますか?」
お姉さん 「ありますよ〜。どのタイプの部屋がいいですか?」
あきこ 「空いてるならドミトリーがいいんですけど」
お姉さん 「はい、いいですよ。それではお名前を教えて下さい」
あきこ 「akiko」
お姉さん 「あ〜、日本の方ですか」


ここで突然会話が日本語になりました。お互いに外国人だと思っていたのでなんか気恥ずかしいです。やはり日本人が出ると安心します。空港から宿までの行き方を教えてくれました。

空港からはバスも出ていますが、私はシャトルと呼ばれる乗り合いタクシーを使用。これならドアtoドアで降ろしてくれるからです。

シャトルの中。人が集まると適当に出発します。


バックパッカーは町の中心にあってとても便利。中もきれいで快適でした。フロントのYukiさんは旅の相談にのってくれてとても親切。ちゃきちゃきした姉さん肌の人です。

サーフアンドスノー外観


ここでドミトリーに泊まりました。2段ベッドが3つくらいあるタコ部屋です。しかし、1人旅だとこれがなかなかおもしろい。いろんな人と話せるチャンスです。これから行く土地の情報も聞けます。サーフアンドスノーは日本人経営だけあって日本人客も多い。私が入った部屋は全員日本人の女の子。みなワーホリでした。3年前にオーストラリアでワーホリという名の修行時代を過ごした私としては「みんな、がんばれよ〜」と微笑ましいです。もう一度やれ、といわれたら私は絶対にできません。しかしやったことない人は是非ワーホリやるべきです。かなり鍛えられます。孤独と不安と戦うことに免疫がつきます。


さて、このドミで仲良くなった女の子と食事に行くことに。他にも友達がいるというので皆で合流。いや〜、皆若い、若い。会話も若い。確実に私が通り過ぎてきたのと同じ会話をしているのが楽しい。なんか天の上から彼らを見ているような感じです。

やってきたのは'Occidental Belgian Beer Cafe'というバー。

「オークランドへ行ったらこのバーへ行き、Hoegarden wheat beer を飲むべし」

と知人から指令を受けていたので酒好きの私は早速注文。


う、・・・・うまい!!


ものすごく軽いのどごし、フルーティーな香り、何杯でもぐいぐい飲める危険なビール。







うんこ巻きソーセージとムール貝。この店の名物らしいです。こういう料理はやっぱ一人じゃ頼めませんなあ。ムール貝うまかった〜。そしてでかかった〜。うんこソーセージの下にはマッシュポテトがたっぷり。



さて、こうして食うもん食ったので、翌朝早速旅立つことに。ワイトモケーブと呼ばれる土ぼたるが有名なところへ寄り、ロトルワへ行くバスのチケット買いました。

オークランド→ワイトモ経由ロトルワ(バス) 96NZ$