28,ケアンズ食事情

ケアンズは日本人が多いせいもあり、和食材には事欠かず、「母の味が恋しい」ということは一度もなかった。
明太子、のり、カレー、豆腐、おせんべい、細かいお菓子にいたるまでとにかくなんでも日本のものが手に入った。
オーストラリアは移民の国であるせいか、日本食に限らず世界各国のレストランが軒を連ねていた。
中華、すし屋はもちろんのこと、インド料理、ギリシャ料理、韓国料理、シンガポールヌードルにシシケバブ、お好み焼きに焼肉屋。そのレベルもかなり高く、世界中の料理がとてもリーズナブルな料金で食べられた。ここケアンズで食べたねぎ焼きは日本で行ったお好み焼き屋のどこよりもうまかった。ラーメン屋にもよく行ったなあ。回転寿司も人気で「スシ・トレイン」という店があった。タスマニア産のうにもとろけるうまさ。
すし屋の前を通る度に「入荷予定」と書かれたはり紙を恨めしそうに眺め、シーズンになるのを今か今かと待ちわびた。
韓国人が多いので、本場のうまいキムチも食べられた。あとオーストラリアの店のシステムでよく人が驚くのが「B・Y・O」。ホームパーティーでよく使われる言葉だが、
これは「Bring Your Own(持込可)」のこと。
アルコール類をおいてない代わりに自分でもってきていいのだ。私たちはだるいので、酒のない店には入らなかったけど、量を飲む人にはこれは便利なシステムではないだろうか。
酒代って勘定のかなりのウェイトを占めるからねえ。

スーパーマーケットも大きく、その分楽しかった。なんでもサイズがでかいので、買い物はカートでするのが当たり前。お菓子の種類も豊富で、クッキーとチョコレートが好きな私には天国だった。
オーストラリアはティムタムというチョコレートビスケットが有名。免税店で必ず売っている。
キャラメルクリームもいいけど、私はビターチョコのファン。これを冷蔵庫に入れて冷やして食べるのが日本人の間では常識だった。さくさくでうまいのだ。コーヒーとベストマッチ賞。野菜もパックに入っているのではなく量り売り。チェリーやナッツをつまみぐいしても誰も注意する人はいなかった。

そういえば、「日本人が多い」ということで、当然日本人と外国人のカップルも多い。日本人女子は世界的にもてるらしい。確かにオージー女は怖い。財産を根こそぎ奪うしたたかさ、気も強ければ、力も強い。決して男を甘やかさない。それに比べて男をたてることに慣れている日本女子はモテモテということらしい。でしゃばらないし、世話好きだし、おとなしいし、小さくてかわいい。ところがどっこい、こういった評判とは裏腹に実は彼女らはクラブでぶいぶい男を漁っていた。
copyright T2's photo gallery