34, あと書き

オーストラリアの一年は私にとって修行の一年でした。
出会った男たちはますます私を強くした。苦労と絶望という試練を与えてくれた。
たくさんの涙を流した。全てつらさゆえだったけど、流した涙は無駄ではなかった。
12ヶ月で一番充実していたのはピッキングの時期。お金はなかったけど、未来を夢見る仲間たちと語りあった時間はかけがえのないものになった。あとは一緒に暮らした彼との最初の2ヶ月かな。
彼からは今でもたま〜に忘れた頃に「元気か?」とメールがくる。きっと一生こんな感じでつかず離れず変な友情関係が続くんだろうな。

以前は25歳が上限だったこのワーキングホリデー。最近になって一気に30歳まで上限が上がった。
若い人達ばかりかと思っていたけど、実際に出会った人達の平均年齢は26歳くらいだった。みな何かをやりたがっている。「何を」かは分からないけど何かをしなければ、動き出さなければいけないと日本を出た。そのきっかけとしてオーストラリアを選んだ。探し物は人それぞれだけど、どんな理由であれ勇気を持って日本を飛び出す若者を私はえらいと思う。

「人生は旅」

美空ひばりも歌っていた(?)。長い人生のたった一年。そこでは日本にいたら考えられないスピードでいろいろなことが展開する。思い切ってやってしまえばなんでも意外とこなせてしまうもの。後で振り返るとよく分る。自分には自分で解決できることしかおこらないらしい。だから安心してていいんだって。
でもこれって本当かも。
どこかへ行きたい、何かをしたい。そう思いついたのは必要だから。必要じゃない人には思いつきさえ降りてこない。できる力があるからひらめいた。
自分のしてきた経験をみなさんと分かち合いたいと思い、これを書きました。私たちはもっとパワフルになれるはず。ぜひ皆さん自身の価値観を探しにいって下さい。
オーストラリアに行こう。
ワーキングホリデーに行こう!


                               -終わり-