2001.9.17 更新

Beautiful planet

akiko の恋愛旅行記

 4、ベトナム(ホーチミン) 物価安すぎ!.
人によってはホーチミンの交通量は半端じゃない。というか、ホーチミン自体いかなくてもいい。

とまで言いきる人もいるが、私は、

「は〜、、、、。パラダイス」

と思った。

なにせプノンペンで底辺を経験していたので、あそこの次ならきっとどこへいっても

楽しめたんだと思う。

とりあえず、信号を守ってるだけでカンドー。

人も陽気でフレンドリー。物価も死ぬほど安く、飯もうまい。

「ん〜、なかなかいいとこじゃないのお。」

ベトナムは「ぼられる」ことで有名、と一部ガイドブックなどでかかれているが、

私はそういう先入観をもって新しい国に入るのはだいっきらい。

日本人の、得にバックパッカーは「ぼられる」という言葉を使い過ぎる。

どうでもいいじゃんそんなこと。あんまりみんなが使うから、

ベトナム人まで「ぼられる」って単語知ってたぞ。

3日間ホーチミン生活を一人で満喫。考えてみれば、旅にでて約1ヶ月、

私が本当に一人になったのって、ここが初めてかも。だいたいついたその日に

速攻誰かと知り合ってたからなー。まあ、自分を見つめるいいチャンス。

なーんて、きれいなことを考えていたのもつかの間。

「あーヒマ。ちょーヒマ。ヒマすぎて死ぬ。」

一体なにしに旅にでてきたのか疑問を抱かせるほど、ひとりでいる時間を持て余した。

元来私は、本当に一人だとものすごい早さで移動する。ひとつのまち、いや、ひとつの国に1日とか。

やはり持って生まれた日本人の血は隠せないのか。観光の早さは世界一。

だって、見るもの見ちゃったらすることないんだもん。

このころの私はやることがないので、メールの鬼と化していた。

とにかくちょっとした出来事をなんでもかんでも書きまくり、特派員気取りでメールしまくった。

そんな私がなぜこんなに、ヒマヒマいいながらも移動しなかったのか。

そりゃもちろんk田さんである。彼を待っていた。

約束の日当日。自分で12時きっかりにいなかったらもうあきらめて、みたいなこと言ったくせに、遅刻。

しかも、午前中行った銀行であっただけの日本人男性とお茶していたという始末。

が、彼はいた。店の奥で新聞を読む彼を見つける。

なんともいえない気分。今から思うと恋しさよりも仲間を見つけたうれしさの方が強かったかな。

感動の再会。「ごめんねー。遅れちゃったよー」と笑う私を見て、彼は不思議そうな顔をし

「、、、、ほんとに来た。もう、こんかと思った、、、。」

と、おばけでもみるような顔で私を迎えた。




その後、メコンデルタなどの南部をツアーバスで回った。

1泊2日の小旅行。といっても、普段の生活自体がすでに旅行中なんだけど。

なんだか彼氏とのお泊りみたいな感じで、普段の緊張感は忘れちゃらちゃら過ごしていた。

ベトナムは一緒に周ろう!と移動を始めた私達だったけど、もともと一緒にいることに

罪悪感を持ち合う、いわば不倫の関係。

けんかは絶えず、次第にお互いを傷つけあうことが多くなってきた。

ホテルの部屋も別々にとるようになっていた。

別れた方がいいんだ。

けりをつけたのは彼が先だった。ひどいけんかのあと、突然リュックを背負って

私の部屋に現れた彼。

「俺、行くわ。」

突然の彼の決断と取り残された不安とで、本当にショックだった。

たくさん泣いた。たくさんすがった。

彼が去り、一人になった私。

一人でいくしかない!私には私の道がある!

そう自分に言い聞かせ、傷ついた心を胸に次なる町へと向かった。


I got scars on my heart.

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