Book Review(洋書)

本はやはり作者の言葉とセンスで理解したい。なので洋書はがんばって原文で読んでます。
これは今まで読んだ洋書の紹介
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シドニー・シェルダンの本は大昔に日本語版で読み漁りました。すごくおもしろくて、先が気になって終わりまで止まらない本でした。

今回英語版にトライ。英語版でもおもしろく、やはり止まらなくて一気に読みました。今まで読んだ中で一番簡単な本でした。
難しい単語もなく、ハリーポッターなど子供向けの本のほうがよほど難しかったです。
英語初心者の方はむしろこちらをお薦めします。字も大きいし、どんどんページをめくれるのでテンポよく読み進められます。



こっちは音読のCD入りみたいです。


<日本語訳>
「なぜ??」と首を90度に傾けてしまうほど、信じられないくらいダサい表紙になっていました。




ペーパーバックはただでさえ厚いのに、これはたっぷりと分厚くてかなり読み応えのある本でした。それもそのはず。日本語に訳されていますが、日本版は上下巻に分かれていました。


友人から勧められ、本屋で見つけたときに

「げっ!」

とその厚さにびびり、思わずその日はショックで退散しましたが、翌日本屋へ舞い戻り購入しました。


おもしろい本です。タイムトラベラーズ・ワイフとありますが、主人公はタイムトラベラーである夫とその妻の両方です。同じシュチュエーションを2人の違った視点で描写してます。
そのタイトルからしてSF、冒険ものかと思いましたが、いやいや全然。
いい意味で期待を裏切られました。
人間の存在意義、人生の意味など、なかなか考えさせられる本です。

主人公のヘンリーはタイムトラベラーです。これは遺伝子的な病気です。突然消えてしまうのです。過去、未来へと。自分の行きたい場所、時代などはもちろん選べません。しかも裸で、です。着ていた服や靴、下着など全てその場に残して、です。これは大変です。
妻、クレアは彼女がまだ子供の頃に未来からやってきたヘンリーと出会います。
ヘンリーは彼女が自分の奥さんの子供時代だと知っています。こうして二人は過去で出会い、クレアの成長とともにおじさんになったヘンリーが現れたり、若いヘンリーが現れたりと、奇妙なコミュニケーションが続きます。
そして2人は結婚しますが、その後、物語は予期せぬ展開へと進んでいきます。


ものすごく生々しく、現実的なタイムトラベラー話です。裸で突然現れたヘンリーは服をどうしてるのか?生活の糧はどうやって稼いでいるのか?クレアとの性生活など、とにかくものすごく”現実”なのです。

この小説の柱として常にあるのが、ヘンリーとクレアの愛です。とにかく2人は悲しいほどに愛し合っています。読んでいてとても切ないです。タイムトラベラーという運命を抱えた夫。いつ消えるか、いつ現れるか分らない夫を待つ妻。
泣けます。
二人のあまりの愛に泣けます。
結末は切なく、やりきれないような不思議な余韻を残す傑作。お勧めです。












自分が知らない間に自分のせいで誰かが死んでいたらどうしますか?
自分が死ぬべきところで間一髪で助かっていて、その代わりほかの誰かがそのくじを引いてるかもしれません。


主人公のエディは不慮の事故で死んでしまいます。そこからこの物語は始まります。天国で彼は5人の人々に会います。それぞれの人物はひとつずつ彼に教えをいい渡し去っていきます。
彼が直接知っている人、会ったこともない人、しかしどれも彼の人生に関わっていた人々です。

毎回、

「次は誰がでてくるんだろう?」
「え・・・・」
「えっ?」
「えーっ???」

と、なかなか毎回驚かせてくれます。エディは戦争を体験した世代なので、その辺の体験もからめ、なかなか切なくなる物語。

5人目の人物。想像しなかった人でした。驚き、そして涙させます。


May, 25, 2005





インドからカナダへ向かう途中、船が沈没しました。その一家は動物園を経営しており、動物たちも一緒でした。

生き残ったのは、インド人少年Piとシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そして一匹のベンガルタイガー。

ライフボートの上で繰り広げられる彼らのサバイバルな様子を細かく描写しています。ベンガルタイガーは子供向けアニメのような人間と仲良しというキャラクターではありません。容赦なく獲物を狙う血に飢えたトラです。

思わず食欲をなくしそうな場面も多々出てきます。狭いボードの上で食うか食われるかの心理戦が繰り広げられます。狭いボートの上、Piはどうやって生き延びていったのでしょうか。


漂流中のPiの生きるための行動。まだ少年だった彼は心理的にもぐんぐん強くなっていきます。ユーモラスでちょっと切なく、そして残忍な物語。

最後には「えっ・・」と思わせる意表をつきまくる展開です。
私はいまいちオチがわからなかったので、読み終わったあとにケントに説明してもらってやっと分りました。ものすごく深い物語です。
おススメです。


Apri 3. 2005



あの「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で一世を風靡したマイケル・J・フォックスの自伝です。彼はパーキンソン病ですでに芸能界を引退しています。
俳優を目指してアメリカへやってきた少年時代からスターの道を登りつめる様子、奥さんとの出会い、子供たちの誕生、病気の発生、進行、というように病気と戦いながらも7年間、ショービズ業界で活躍し続けた苦悩と家族との絆があまるところなくつづられています。
奥さんとの絆が強いです。うらやましいです。この人も一度はアルコール依存症に溺れながらも、現実を受け入れ病気と闘う様は、ああ、この人強いんだな、と思わせます。

2年前に買った本ですが、当時の私の英語力ではとてもじゃないけど、難しすぎて一ページで閉じました。2年経った今、再び本を開き、読み終えることができたのは自分の成長として感慨深いです。それでも2ヶ月かかりました。絶対に年内中に読み終えてやる!と、ここ2〜3日はラストスパートかけてました。
ホントに終わった。良かった良かった。




おまけ:これは日本版で販売してた英語版の表紙。もう手に入らなくなっちゃった。


ポスト・ハリーポッターといわれているらしいです。なかなかおもしろかった。
この本はイギリス人の母と娘の共著です。ZIZOU CORDERという著者名も2人の名前を混ぜて作ったものです。

もともと母親が娘のベッドストリーとして話聞かせていたもの。2人で
「じゃあ、主人公の名前はどうする?」
「チャーリーにしようよ!それで彼は猫語が話せるの!」
ってな具合に2人で話を創作して楽しんでいました。ある日娘がいいました。
「ねえママ、このお話、本にしようよ!」 
母親はフリーライターでした。と、いうわけで生まれたのがこのライオン・ボーイ。

舞台はイギリス。ひょんなことから猫語が話せるようになった少年の冒険。科学者である彼の両親が誘拐されます。ベニスへ連れて行かれたらしい、という情報を頼りに彼は両親を助けに向かいます。ところがなんと忍び込んだ船はサーカス船でした。
最初は猿の檻そうじをしていたチャーリーですが、猫語を話せるため、ライオン(ネコ科)と会話ができ、ライオンたちとわきあいあいとしている所を人間に目撃されます。ライオンを手なづけられることができる彼をサーカスはライオン担当に配属しました。こうして彼は「ライオン・ボーイ」となりました。

ライオンたちをアフリカへ帰すための大脱走。夜中にライオン6匹連れてオリエンタルエキスプレスに忍び込む。そこで出会ったブルガリア国王。迫りくる追っ手。ライオンを探すサーカス団。

いいところで1巻が終わってます。なにしろ百獣の王ライオン6匹をひきつれてパリの街を逃げ回ります。読んででハラハラします。
2巻のサイズがいきなり大きくなってました。B5くらいのサイズです。。本棚に入らないのでやめて欲しいです。個人的にはハリーポッターより簡単に読めました。むちゃむちゃ派手な表紙です。ブルーのところはラメになってます。読んでると手にキラキラがつきます。
ちなみに海外では表紙違います。

日本語版



この作者、ちなみに知り合いである。本読んで、すごい文才がある人だ,
とびっくりした。本人はかなりギャグセンスの高い、おもろい兄ちゃんである。
あいつからこの文章が出てくるとは考えられん。


本物のバンパイアのお話ではない。カルト集団の話。時代は主人公の少年時代にさかのぼる。そこで行われる秘密の儀式。みずからの体を傷つけ血をなめあう。
無邪気な少年たちがおりなすカルト的行為。余計に神秘的かつ秘密めいた匂いが漂う。印象的だったのは大人になった主人公は今でも血をみるとどうしようもない誘惑に駆られ、冷蔵庫の生肉をべろりとなめる描写がある。
う〜ん。すごい。

写真も作者の友人が撮ったもの。この友人もあったことあるので、なんか変な感じ。
絶対全然関係ないスナップとしてとったんだと思う。


これは2年くらい前に読んだ。ピンクの表紙があまりにかわいくてジャケ買い。中国人が書いてるので英語もわりと簡単。「シャンハイ・ベイビー」というタイトルもなんとなくエロティックかつオリエンタルで好き。そういや、「ショウグン・ガール」というタイトルの本もあった。っつうことは「サムライ・ウーマン」もあっていいということか?と、思っていたら本当にあった。ただし本じゃなくて香水の名前ね。しかも私、外国人に本当に「サムライウーマン」と呼ばれたことがある。いいのか悪いのか微妙・・・。

ちなみに表紙の女性はどうやら作者。私もこれに刺激され思わずビューティフル・プラネットの表紙を自分の顔のアップにするところだった。あぶなかった。

「Love, Sex, Self Discovery」というだけあって内容も刹那的でスタイリッシュ。小説家COCOが主人公。ちょっと自伝っぽい。日々の暮らし、ジレンマ、不能の恋人との絆、欲望の開放、お金持ちの友達。全体的にどよよ〜ん、と退廃的な雰囲気が流れる。なんとなくウオン・カーワイの「恋する惑星」を思い出した。
最後はあっと驚く結末。そうきたか・・・。

これもいわずと知れた「ブリジット・ジョーンズの日記」の原書。

いや〜、おもしろい。映画も見たけど、両方おもしろい。レネー・ゼルヴガー(だっけ?)この人本当にすごい。役によってどうにでも変わる。この映画の中のレネーは太っていてややぶさいく。ダイエットに苦しむ30代女性を熱演。「シカゴ」も見たけどシカゴのレネーは色白の美女で足も超細くてセクシーな役どころ。一瞬誰だか分らないくらい。

等身大の30代独身女性の日記。すごくかわいくて、共感したり苦笑したり。

最近読んだわけではありませんが、とても感動した本なので紹介します。
これは日本でも大ブレイクした「チーズはどこへ消えた?」の原書。
2年前、2年間旅生活を終え、ようやく日本へ戻るという時、香港の空港でこの本を見つけました。旅先で知り合った人に勧められていた本でした。「あっ」という感じですぐに目に入りました。これから何をしよう、何かをしなければ、と疑問を投げかけ、そして現実生活への不安を抱えていた私に神様が「はい、旅はもうおしまい。この本読んでよーく考えるように」
と、私に渡してくれたような感じでした。

一語一語かみ締めるように読みました。
心にしみたセリフはプリントアウトして部屋の壁に貼ってあります。今でもあります。

人間とねずみが迷路の中でチーズを探す物語。チーズはある日突然なくなります。人間たちはどうしてだ、なぜだ、となかなか動こうとしませんが、ねずみたちはこの日に備えて靴の手入れをし、この状況を確認し、すぐに次のチーズを探しに行動します。こんな感じでチーズと迷路を比喩にして、人生に対しての考え方を問う本です。
自己啓発だから、もちろん必要ない人にはただ説教臭い本だろうけど、必要な人にはがつんと響く本です。


青空の向こう
事故で突然この世を去った少年が両親やけんかしたまま離れてしまったお姉ちゃんに最後にさよならをいいに再びこの世に帰ってきます。

「僕が死んだら絶対後悔するからなっ!!!」
「そうなったら超うれしいわよっ」

こんな会話の後に本当に相手に死なれたらさぞかし後味が悪いでしょう。
自分の肉親に置き換えて読んでいるとなんとも胸が苦しくなるお話です。

死んだ少年はいたってあっけらかんとした明るい語り口で物語は進みます。
でも最後にお姉ちゃんが
「ああ、ハリー、ハリー、ハリー」
と姿の見えない少年に呼びかけるところは電車で読んでいながら思わず涙ぐみました。

「青空の向こう」というタイトルで和訳もされてます。表紙もきれいで飾っておくだけでもきれいな本です。


「真夜中に犬に起こった奇妙な出来事」という和タイトルがついていた。犬に起こった奇妙な出来事とは、すばり殺されたのである。ちなみに本の表紙は逆さではない。

隣のプードルちゃんが殺された。それも園芸用フォークでぶすりと。しかしこれはホラーではない。第一発見者である自閉症の少年が犯人探しをする過程が本題。

自閉症ゆえ、彼のあまりに無垢な心と素直な行動がだんだんと大人たちの心を動かしてゆき、世間の理不尽さや大人の身勝手さを浮き彫りにする。
一応殺人ならぬ殺犬なので犯人探しを軸に展開するが、犯人もあっと驚く人物だった。ちょっとレインマンと推理小説が混ざったような感じ?おもしろかった。



小さい本なのですぐ読めるかな?と思い買った。
これは映画化もされてるみたい。いやいやおもしろかった。

タイトルの通り穴を掘るのだ。
軽犯罪を犯した少年たちが送られたのは少年院ではなく枯れ果てた湖。彼らは「更生」活動という名のもとに毎日毎日きっちり同じ大きさの穴を掘り続ける。しかし、穴を掘らされているのには実は大きな別の理由があった。
少年たちが穴の中に見つけたものは??

少年たちの交流。SFちっくな展開。ひいひいおじいちゃんの代までさかのぼる因果関係。結構夢中になって読める。映画もみてみたい。



独身女のバイブル。これはいわずとしれたアメリカドラマの大ヒットシリーズである。
本はちょっとむずかしかったなあ。もう一度読み返したい。

NYを舞台に「30代・シングル・高収入」の女性4人が自由奔放に生きる様を描くシリーズ。4人はPR会社役員、画廊経営、弁護士、フリーライター、とそれぞれ違うキャリアを持つ。彼女らのファッションがまた超トレンド。NY行ったらほんとにこういう人たちがいるのかは疑問である。

キャリー(表紙)をメインに展開。彼女はNYの女性たちの性を題材に新聞にコラムを書いている。ここにでてくる女性たちはセックスや男にに対してとてもアグレッシブで気にいった男には迷わず声をかけ、欲しくなったらベッドへ誘い、土曜のブランチではセックスライフの不満などをどうどうとぶちまけ、バイブレーターを買いに街に繰り出す。とにかくあっぱれな女たちである。
歯にきぬきせないテンポの速い会話もおもしろい。とにかく笑える。
私はこのシリーズの大ファンで全話制覇した。
男の人にはあまりうけはよろしくないようである。



これは飛行機の中で映画見て、よく分らなくて、本読んで、ますます分らなくて、ビデオ借りて字幕みて、やっと理解できた。

この「BOY」は少年だけではなくヒューグラントも指す。大人の男も少年、ということ。
この”BOY”二人の交流である。

変わり者でいじめられっこのマーカス君。死んだ親の印税で仕事もしないで優雅な暮らしを満喫するけれど頭はからっぽの独身貴族ヒューグラント。この二人がひょんなことから交差し、物語が始まる。クールだったヒューグラントがだんだんと温かい人間にかわっていくのがよろしい。最後にじ〜んとさせる。